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会長あいさつ (河野俊之:2018年4月より2022年3月まで)

河野俊之会長(左)と中川健司事務局長(右)  2017年9月16日に開催された第49回研究会において、会長に選出された河野俊之(かわのとしゆき)です。会長就任にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 日本語教育方法研究会は、1993年9月23日に第1回が行われ、2018年3月24日に第50回が行われ、25周年を迎えました。私自身は第3回に初めて参加し,第4回に初めて発表しました。それから,第50回までに単独発表者、主発表者、副発表者として、それぞれ、21、5、5件の発表をしており、初めて参加した時以外は、参加できるときはすべて発表していると思います。これは、日本語教育方法研究会において最多発表件数だそうです。
「なぜ日本語教育方法研究会でそんなに発表できるのか」ときかれることがよくあります。それについて、いろいろ考えますが、結局は「楽しいから」しかないと思います。ほかの方の発表をお聞きして「なるほど、自分の授業でもやってみよう」と思い、実際にやってみて楽しいこともあるし、ディスカッションをして楽しいこともあるし、ほかの方々のディスカッションをお聞きして楽しいこともあります。発表することについては、「なるほど、そうすればもっとよくなるな」と思い、実際にやってみて楽しいこともあるし、ディスカッションをして楽しいこともあるし、ほかの方々が発表者の自分を差し置いて、勝手にディスカッションしているのをお聞きして楽しいこともあります。さらに、日本語教育方法研究会で発表することを考えながら、実践を積み重ねていくことは本当に楽しいことだと思います。
 第50回の発表件数は79件となりました。研究会のさらなる発展を期待しておりますが、これ以上、発表件数が増えるのは大変だなあと思っております。しかし、その対応については、事務局の中川健司さんはじめ、運営委員の皆さんにお願いすることにし、より多くの皆さんに発表、参加していただけるような、そのために私も含め、みんなが楽しいと思えるような研究会を継続していきたいと思っております。


会長あいさつ (衣川隆生:2014年4月より2018年3月まで)

 2014年3月15日に開催された第42回研究会において、会長に選出された衣川隆生です。会長就任にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 日本語教育方法研究会は、2013年3月に20周年を迎えました。この間には、研究会の存続が危ぶまれる時期もありました。しかしながら、お互いの顔が見える距離で教育実践について議論できる研究会は存続すべき、という会員の皆様の声に支えられ、人間でいえば成人式を迎えることができました。これからは、日本語教育方法研究という領域で成人としての責務も果たしていかなければならないと感じています。
 日本語教育方法研究会はその名の通り「日本語教育方法を研究する会」ですが、そもそも「日本語教育方法を研究するとは何をすることなのか」について、あまり議論されてきませんでした。そこで、20週年記念イベントでは、「日本語教育方法を研究するとは何をすることなのか」、「実践研究を継続的に行い教育方法の改善に繋げるために何をすべきなのか」という問いを参加者の皆様に投げかけ、それについて話し合い、これからどのように次なる一歩を踏み出していけばいいかを考える機会を企画しました。
 この問いに対する答えは、100人の参加者がいれば100通りの答えがあるものだと思いますし、日々変わっていくべきものだと思います。ただ、日本語教育方法研究会は、ポスター発表が中心であり、アットホームな雰囲気の中で1年に2回自分たちの実践について検証ができるという特色を持っています。この特色は、皆さんが問いについて繰り返し考える助けになると信じています。
 はじめてホームページをご覧になった方や日本語教育を始めたばかりという方も大歓迎です。この研究会の最大の特色は「発表の機会を保証している」ことです。一人でも多くの方に研究会に参加していただき、お互いの経験を共有し、どのような一歩を歩んでいけばいいかを一緒に考えていければと期待しております。研究会で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。


会長あいさつ (川村よし子:2010年4月より2014年3月まで)

 日本語教育法研究会(JLEM)のホームページへようこそ。
 JLEMの設立は1993年とのことですから、今年で18歳、大人の仲間入りの歳ですね。 それを象徴するように、「手作りの会」としてスタートした研究会も500名を超す大所帯となっています。 とはいえ、設立当初のあたたかいアットホームな雰囲気を持ち続けているのは、とてもすばらしいことだと思います。
 私が初めてJLEMに参加したのは1998年ですから、12年前のことになります。 当時の会長のカイザー先生が、研究会の最後に「講評」という形で、パワーポイントの使い方やポスターでの発表方法、また、英文アブストラクトについてちょっと辛口のコメントをなさるのを聞いて、とても新鮮な驚きを感じました。 そして、この研究会が「教育」研究会ではなく、「教育方法」研究会であることを実感しました。
 その時の私の発表は、後に『リーディング・チュウ太』のツールの一つとなる語彙チェッカーに関するものでした。 その後も折に触れチュウ太の成長の様子を研究会でお伝えし、皆様からいろいろ貴重なご助言をいただいてきました。 ですから、昨年、無事10歳の誕生日を迎えることができたチュウ太は、いわば、JLEMに育ててもらったようなものです。
 今回、会長という大役をお引き受けするのには戸惑いも大きかったのですが、鶴ならぬ「ねずみの恩返し?」ができればとお引き受けした次第です。 大きな組織になっても、会員一人ひとりの顔の見える研究会、有益な情報発信・情報交換が行われ、お互いに成長していくそんな研究会であり続けるために、多少なりともお手伝いできればと思っております。 皆様、どうぞよろしくご支援のほどお願い申し上げます。


会長あいさつ (才田いずみ:2006年4月より2010年3月まで)

 日本語教育法研究会(JLEM)のホームページへようこそ。
 JLEMは、日本語教育の現場での実践に根ざした気づきや発見を大切にする研究会です。
 1993年9月の誕生以来、さまざまな現場でよりよい授業を追究する日本語教師や、日本語教育の専門家を目指して勉強している人々が、年に2回、春と秋に集まって、それぞれの実践や研究について情報交換をしています。
 会則に、「会員相互の協力によって、日本語教育の現場に役立つ、日本語教育方法に関する実践的かつ科学的・実証的研究調査を推進し、この研究調査に関して情報の交換を行うことによって、日本語教育の質の向上を図ることを目的とする」とある通り、実践的な教育内容・教育方法に関わる研究を重んじていますが、JLEMの会員になれば、どなたでも発表することができます。
 発表はポスター発表が中心で、発表者と聞き手とが近い距離で具体的なディスカッションを行う形式をとっていますから、日ごろの授業でのちょっとした工夫でも、気軽に発表できますし、発表に対しては、質問や意見だけでなく、聞き手の体験に基づいた示唆に富む反応を得ることもできます。
 こうした点がJLEMの魅力なのではないかと思います。
 また、JLEMは「手作りの研究会」なので、研究会後の後片付けは、全員で行うのが恒例となっています。
 研究会は、春は関東圏で、秋は関東以外の地で開催していますので、参加することによって、日本各地の日本語教育事情を知ることもできます。
 メンバーになって会誌とニュースレターを受け取るだけでなく、ぜひJLEMの研究会にもお出かけください。


会長あいさつ (仁科喜久子:2002年4月より2006年3月まで)

 日本語教育法研究会(JLEM)のホームページへようこそ。
 JLEMはさまざまな現場で活動している日本語教師、これから日本語教育の専門家を目指す人達からなる研究会です。本研究会は教育の現場からの観察に基づく実証的教授法、新しい教授法を実現するCALLなどを含む教材開発研究、さらに教授内容と方法の評価に関する研究の情報交換を通して日本語教育の質の向上を目指しております。
 今回、さらに多くの方々にこの会の活動を知っていただけるようホームページを立ち上げました。
 春秋年2回の研究会を開催し、2003年3月で設立10周年を迎えました。会員は現在約300名程度のこじんまりした研究会ですが、この間会員みんなが手作りで作り上げたと自負している会です。会員は、北海道から九州まで広く広がっております。年2回の研究会で行われる口頭発表とポスター発表では、熱心な討論の場となり、全国から集まった教師経験数十年のベテラン、大学院生、大学教師、日本語学校教師、ボランティア活動の会員が入り交じって意見を述べあう情景が見られます。
 設立10周年記念事業として少額ながらの研究費を交付する研究公募をいたしました。多数の応募者から10件が採択され、来春には研究論文集を刊行する予定です。他にも新しい時代に即した組織の改善にも努めております。このホームページをごらんいただいた皆様に私どもの活動に興味を抱いていただけるよう、さらに内容を充実するよう努めますので、ご支援賜りますようお願い申し上げます。